ぐみごよみ


風のむくまま      気の向くまま      そこはかとなく     書きつづりませう
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きける

家の人が病気などで寝込んだとき、
やご不幸事があったとき、
その家の人に
「きけやんとっきゃ」と言うことがあります。

「きける」という言葉。
ごくあたりまえのように使っているのですが、
さて、「きける」って何?どういう意味?と聞かれると一瞬、
(ん?)と思ってしまいます。
そこで、例の古語辞典(旺文社)をひっぱりだしてしらべてみました。

「きける」《近世語》「のせる」「あげておく」意の関東方言

というのだけありました。
・・・これは違います。


そこで、方言なのだから、もしかして言葉がなまっている可能性があると思い考えてみました。
そして、
「きける」=「気消える(ききえる)」なんじゃないかと思い調べてみると・・・。


東洋医学で、気消えるという言葉があるそうです。

悲しみすぎたり憂いすぎると肺気が弱まり、意気消沈するようになるそうです。
そして、長い間悲しみすぎると、だんだん気力がなくなり言葉にも力がなくなってきます。ひどくなると外にも出れなくなり内向的になるのだそうです。

つまり、悲しみすぎて、気力がなくなってくる状態のことを、気が消えると言っているようなのです。


悲しんだり憂いたりして、その人の具合が悪くならないようにしてくださいね
という意味で
「きけやんとっきゃ。」と言うのですから、
正に東洋医学の「気消える」は「きける」です!


もしかしたら、「気消える」という言葉は元々日本語としてあった言葉なのかもしれまんせんね。
時間と共に日本語から消えてしまい、文字としても残らなかったものが、
方言や特殊な言葉として今に残っているのかもしれません。


方言というのはおもしろいです。
まるで日本語の宝箱のようです。(何度も書いてはいますが(^^;)
古語と現代語を繋ぐのは、やっぱり全国にちらばっている方言なのかもしれません。
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by pen-p | 2008-01-20 02:01 | 方言・伊賀弁 | Comments(0)
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