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風のむくまま      気の向くまま      そこはかとなく     書きつづりませう

by pen-p

超ちょー ちっちゃいはなし

こんなタイトルの歌がおかあさんといっしょで流れていたなぁと思いながら、
今日のお話をしたいと思います。
そう、タイトル通り小さいいきもののお話です。

お兄ちゃんが読んでいる今月号の『2年の科学』のふろくに
アリの観察セットがついてきました。
さっそくお兄ちゃんは、附属のケースを作り、砂を入れ、アリを捕まえてケースに入れました。
最初アリたちは、突然の環境の変化に驚いていたようですが、徐々に砂を掘り始め、数日後には、かなり立派な巣を掘り進めました。
毎日毎日自分の頭と同じくらいの砂粒を、口にくわえてセッセセッセと運びます。
普段家の中でアリをみつけたら、有無をも言わさずつぶしているのですが、
この姿には、なかなか心うたれるものがあります。

そういえば、学生の頃、生物の先生のゼミで起こったアリ事件を思い出してしまいました。

生物の先生のゼミで、講義も終わったし、コーヒーでも入れて飲もうということになって、
先生の部屋でコーヒーを入れていたそうです。
「先生、お砂糖どこですか?」と友人が尋ねると、
「そこのビンに入っていますよ」と答えられたので、そのビンを見てみると、
「!!!」
砂糖のビンが真っ黒!
ビンの中にアリがビッシリ入っていたそうです。
「先生!アリが入ってます。どこへ捨てましょう」と半分叫び声で言うと、
「アリも生きているんです。そのままそっとしておいてやりましょう。」と
ニッコリ微笑んだそうです。
虫にとって仏様のような先生です。
その先生、アブラムシの話をそれはそれは嬉しそうにする人でした。

アリという小さな小さな生き物でも、賢明に生きている姿は、
生物の先生ではありませんが、妙に元気づけられる気がする今日この頃です。
by pen-p | 2006-08-07 08:02 | うちのいきもの | Comments(0)