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風のむくまま      気の向くまま      そこはかとなく     書きつづりませう

by pen-p

小さい数

「にほんごであそぼ」今大きな数の読み方をしています。「該」以上なんて始めて聞いたようなものもたくさんありました。無量大数なんて子どもの頃、それだけを覚えて、たくさんの意で使ったのを覚えています。が、今となっては、国家予算でも兆を超える金額は目にすることがないので、私のような一般庶民には、それより大きい桁数というのは、馴染みの薄いものですね。やっぱり。

 ところで、大きい数の読み方はそのうち、使われることも多いのですが、小さい数の数え方というのは、ほとんどお目にかかりませんよね。
小さい数の数え方を上げてみると・・・

  十分の1    分   ぶ
  百分の1    厘   りん
  千分の1    毛   もう
  1万分の1   糸   し
  十万分の1   忽   こつ
  一千万分の1  微   ぴ
  一億分の1   繊   せん
  十億分の1   沙   しゃ
  百億分の1   塵   じん
  一千億分の1  挨   あい
  一兆分の1   渺   びょう
  十兆分の1   漠   ばく
  百兆分の1   模糊  もこ
  千兆分の1   逡巡  しゅんじゅん
  一京分の1   須臾  しゅゆ
  十京分の1   瞬息  しゅんそく
  百京分の1   弾指  だんし
  千京分の1   刹那  せつな
  一垓分の1   六徳  りっとく
  十垓分の1   虚空  きょくう
  百垓分の1   清浄  せいじょう 

なのだそうです・・・。お恥ずかしながら私が知っていたのは最初の2つの「分」と「厘」のみで、あとは、あることすら知りませんでした。

「割・分・厘」は打率なんかでよく見ますが、あれは、比率なんかで使う以外には用いないみたいです。ですから10分の1は比率では「割」・通常の小さい桁では「分」となりちょっと言葉の混乱があるようです。
「刹那 (せつな)」「虚空 (きょくう)」「清浄 (せいじょう)」 とかっていうと般若心経の世界のようで、とてつもなく大きい数や小さい数というのは、仏教思想の世界観がかなり入っているようです。

 難しい話はわかりませんが、大きい数は、お財布に入るくらいの桁数まで、小さい数はケーキを家族分の6分の1に分ける位の小ささで生きています。
 それくらいが、私の分にあっていて丁度よいようです。(笑)
by pen-p | 2006-03-07 08:15 | にほんご | Comments(2)
Commented by くっちゃん at 2006-03-07 22:22 x
ひえ~!小さい方もずいぶんあるんですねぇ(@_@;)
「毛」までは見たことあるんですが、それ以上に小さいのは初めて見ました。
字を見ているだけでも、なんか本当に小さい感じがしますね。
Commented by ぐみ at 2006-03-13 23:53 x
今なら、電子顕微鏡なんかがあって、ナノテクノロジーなんてのがあって、現実の科学の世界で小さい小さい世界が存在しているけれど、この小さい数が作られた時代には、きっと数の概念はあっても、実際に使われることはまず無かっただろうなぁと思いませんか?大きい数にしてもおなじく、概念だけがあって、実際にはきっと使っていなかったような気がしませんか?

それとも、そんなに大きい・小さい数を使う世界がもうその頃からあったのかしら???

難しすぎて、ちょっとめまいがしそうです。ね。(笑)