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風のむくまま      気の向くまま      そこはかとなく     書きつづりませう

by pen-p

わたしからあなたへ

郵便やさんが、1通の手紙を届けてくれました。
うちに届く手紙にしては、
なんだかちょっとファンシーな封筒。

誰宛の
誰からの手紙かしら?
とその手紙を手にとると、


おにいちゃん宛の手紙でした。

送り主はと裏を見ると、
送り主もおにいちゃん。


ん??


よく読むと、
6年生の時の担任の先生が
追記で送り主となり、
その手紙を送ってくれていました。



年が明けてすぐ、
成人式を迎えるおにいちゃん。
小学校の卒業前に
成人式を迎える自分にむけて手紙を書いたのでしょう。

そして、
担任の先生が、
8年間ちゃんと保管して、
忘れることなく、成人式の前に
郵送してくれたのでしょう。



小学生のおにいちゃんが
思っていたこと、
大学生のおにいちゃんが
思っていること、

8年間もあれば、
変ったこともあるでしょうし、
変わっていないこともあるでしょう。

でも、
この8年前の自分からの手紙は、
これから大人として生きていくうえでの
最高のエールとなったのではないかと、
おかあちゃんは思ったのでした。

6年のときの担任の先生。
本当に素敵なはなむけの贈り物
ありがとうございました。



え?
手紙の内容??
勝手に開けて読んでないし、
おにちゃんも教えてくれないから、
内容まではちょっと知りません(笑)

ただ、1つだけ教えてくれました。


「今、日本では大きな地震が起こっています」
って書いてあったと。

そう。この手紙を書いていた丁度その時、
東日本大震災が起こったのだそうです。

彼らの小学校の卒業の記憶は、
おそらく、一生東日本大震災の記憶と
リンクし続けるのだろうと
ちょっと複雑な気持ちになりました。

by pen-p | 2018-12-27 08:07 | こども | Comments(0)