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風のむくまま      気の向くまま      そこはかとなく     書きつづりませう

by pen-p

伊賀弁あれこれ 1

  大阪弁でいう「去ぬ(いぬ)」
 この言葉、この辺(伊賀)でも使います。
「いんでからするわ」(帰ってからするわ)といった使い方をします。
あと、ボールペンなど書けなくなったら、「このボールペンいんでるわ」といった使い方をする人もいた気がします。

 又、「よう・・・せん」も使いますよ。
 主人が高校生の時、呼応の副詞「え・・・ず」を訳するという問題がテストにでて、「よう・・・せん」と答えを書いたら、担当の先生に、「それは、方言や!!」と言われ、減点されたそうです。でも、意味としては十分正解だと思うんですが、やっぱり、古文の訳に方言はバツなのかしらねぇ。
ともかく、「よう・・・せん」は「出来ない(不可能)の意」で使っています。

 伊賀弁というのは、アクセントやことばは大阪弁や京都弁・奈良弁などが色々混ざっている言葉なのかも知れません。親戚なんかも、関西にいる人が多いので、自然とそうなっていったのかもしれませんね。
 ちなみに私の母は奈良の田舎の出身。伯母は京都へ嫁ぎ、奈良で勤めていた妹は大阪に嫁いでいきました。父は毎日大阪まで退職の日まで通勤していました。なのに何故か私だけが、進学・就職・結婚を経てもなお、伊賀から一度も出ることなく現在にいたっています。
まさに 「井の中の蛙大海を知らず」ってやつですわ。(笑)
by pen-p | 2005-06-18 07:34 | 方言・伊賀弁 | Comments(8)
Commented by くっちゃん at 2005-06-18 21:53 x
 伊賀地方は、奈良も京都も滋賀も隣接してますし、大阪に通勤している人も多いので、そのあたりの言葉が混ざってるんでしょうねぇ。

 「去ぬ(いぬ)」も「よう・・・せん」も、私の使い方はぐみさんと同じです。
 仕事をしていて、「5時になったし、さぁいの!」とか、「そんなんようせんわ」とか。
 私の実家、奈良でも使うので、かなり広い範囲で使われてる大阪弁ですね。もはや大阪弁とは言えないかも(笑)

 ちなみに私の父は兵庫県の西播地域の出身、母は鹿児島の出身ですが、父は大阪で仕事をしていたせいで見事な?!大阪弁です。
 「・・・ですから」を「・・・やさかいに」なんて言ってますね。
 母はといいますと、まるでバイリンガルのように鹿児島弁と大阪弁(というより関西弁)を使い分けています。
 私は奈良育ちで現在大阪の泉州地域在住ですが、同じ奈良県内でも通っていた高校の通学範囲には「・・・してはる」が「・・・したいす」となる地域がありましたし、同じ言葉が泉州では「・・・しちゃある」になるんです。
 
 いやぁ、やっぱり方言は奥が深い!(笑)
Commented by ぐみ at 2005-06-21 01:06 x
「・・・やさかい」私も言いますよ。
大阪弁という名の関西共通弁というのが、
もしかするとあるのかもしれないですね。

でも、一言で関西弁といっても、
和歌山の方はまたまた違うようですし、
細かく言えば、同じ県内でも地方地方でかなり独特の言葉もあるようですので・・・。

 「いやぁ、やっぱり方言は奥が深い!」に全くもって同感です!!
Commented by くっちゃん at 2005-06-21 22:49 x
和歌山の言葉は、あまり知らないですねぇ。
泉州で使われる「・・・しちゃある」は使うそうですが。

でも、和歌山でよく聞く、というより見るのは

「つれもて 行こら」 あるいは 「つれもて しよら」

ですね。
特に後者は国道42号線の和歌山~白浜間で見ます。警察がシートベルトの着用を呼びかけてます(笑)
Commented by ぐみ at 2005-06-22 08:23 x
 私もほとんど紀伊半島南部の言葉はしらないのですが、同じ三重県内でも、志摩より南の人達と話すときは、伊勢の人を間に通訳でいれないと話が分からないと言っていました。
三重県は、南北に長いので、地域によってかなり言葉が違います。

 ところで、「つれもて 行こら」・「つれもて しよら」って
どういう意味なの?
Commented by くっちゃん at 2005-06-23 22:51 x
「つれもて」は、「みんなで」というような意味のようです。
したがって、「つれもて 行こら」は「みんなで行こう」、「つれもて しよら」は「みんなでしよう」というところでしょうか。
で、私が「警察が・・・」と書いたのは「つれもてしよら シートベルト」です。
ほんと、国道42号線でよく見かけます。

三重県は、伊賀地方は奈良や京都、大阪に近いですし、伊勢の北のほうだと岐阜や愛知が近く。熊野とかだと和歌山が近いですから、それぞれ影響を受けてるのかも知れないですねぇ。
Commented by くっちゃん at 2005-06-26 21:12 x
 今日、バイクで和歌山の湯浅町まで行ってきたのですが、「つれもて しよら」は道中1回しか見なかったです。
 なんでも、「つれもて・・・」は和歌山の中でも紀南といわれる地域、御坊や田辺、白浜といったあたりでよく使われる言葉なので、紀北地域になる湯浅あたりまでではほとんど見ることはないそうです。
 上の私のコメントで「和歌山~白浜間」と書いたのは、「御坊~白浜間」が正しいようで・・・失礼しましたm(_ _)m
Commented by ぐみ at 2005-06-27 01:18 x
ご丁寧にありがとうございます。
和歌山でも、南と北とでは言葉がちがうんですね。
やっぱり、紀伊半島の南部というのは、一種独特の言葉の文化を持ているのかもしれません。
ところで、湯浅っていうと、湯浅醤油の湯浅かな?
知り合いの人が、時々お土産にくださるのですが、お造りの時は、この醤油が登場して、美味しくいただいております。
Commented by くっちゃん at 2005-06-27 22:08 x
そうです。湯浅醤油の湯浅です。
他の産地の醤油はよく知らないのですが、湯浅の醤油はとてもまったりしていて、お造りにすごくあうんですよね♪
うちの夫は「この醤油をかけただけでもごはんが食べられる」などと言ってます(^^;)