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風のむくまま      気の向くまま      そこはかとなく     書きつづりませう

by pen-p

思ったことなどつれづれに・・・図書館戦争 良化委員会と人権委員会

先日、人権委員会設置法案が閣議決定されました。


しかし、
そのやり方がどうもスカンです。

閣議決定というのは、
閣僚の一人でも反対すると
出来ないものらしいのですが、
人権委員会の設置に反対している閣僚が出張でいない間を狙って
閣議決定しました。

しかも、国民の目が
尖閣問題。
反日デモ。
竹島問題。
自民党総裁選
などに向いていて、
国民が気づかない間に、
法案にしてしまいたいという
気持ちがあらわれすぎな気がします。


そんなやり方は私は好きじゃないです。


図書館戦争の良化法も
国民の関心がないのをいいことに、
メディアにもほとんど取り上げられることなく
法案が成立したそうです。


今回の人権委員会設置法案は
まるでそんな感じです。

こんな世の中になったらイヤだな・・と思って読んでくれたらと
作者の有川さんが書いてありましたが、
それ以上にイヤだなぁではすまない法案が通る方向で進んでいます。

図書館戦争では本が検閲されるだけでしたが、
今通そうとしている法律は
差別をされたといえば、言われた方は、
法的に裁かれてしまう可能性まで含んだ法律です。

アンテナをピンとはって、
国民が気づかない間にとんでもない法案が通らぬよう
目を光らせる必要が出てきているのかもしれません。


図書館戦争が物語りの中のお話であり続けてほしいと
切実に願う今日この頃です。
by pen-p | 2012-09-23 23:47 | Comments(2)
Commented by 名阪快速 at 2012-10-03 00:06 x
どうもご無沙汰しています。

人権委員会設置法案ですが、法務省のWebサイトに掲出されている法案の提出理由には、
「人権を違法に侵害する行為により発生し、又は発生するおそれのある被害…」
との一文があります。

これにより、人権侵害行為の定義が、『違法に侵害する』とされるので、
この法案で示すところの人権侵害行為は、既に他の法律でカバーされている、のがまず1点。
そして、『発生するおそれ』と、発生前の段階、可能性も法益の対象とされている点です。

例えば、名誉毀損を疑われるような発言を行ってから、司法方面に違法性を問われるのと、
発言を行う可能性の段階で、違法性うんぬんを司法ではなく、
国の機関で議論にされるのでは、全く性質が異なってきます。

正直なところ、厄介というか面倒な法案を、変なタイミングで出してきやがったなあと。

Commented by ぐみ at 2012-10-03 00:29 x
快速さんおひさしぶりです。

今回のこの法案、
私がイヤだなぁと思う一例をあげると・・・

人権擁護委員の資格要件を日本国籍を有する者としない(改正委員法案第5条関係)
っていうの。
これって結構イヤな感じですよね。
具体的には、 現行委員法は,人権擁護委員の資格要件として「市町村議会の議員の選挙権を有する住民」とあるのですけど、
在日外国人の地方参政権が認められれば、
当然、その人たちも条件を満たすってことになりますものね。

快速さんが書かれているように、
可能性だけで違法性を問われるというのも、
国民の表現の自由に抵触する恐れもありそうですし・・・。

ほんと
しなくていいことばかり一生懸命で・・・
イヤになってしまいます(--;