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風のむくまま      気の向くまま      そこはかとなく     書きつづりませう

by pen-p

寒行

昨日、いとこが実家へ遊びに来ていたので、
子どもたち実家の父母のところへ遊びに行きました。
夕飯を食べ終わってしばらくしたころ、
聞き慣れない音が聞こえてきたそうです。

ボンボンボンボン ボンボンボンボン

はじめ気付かなかった子どもたち。
おじいちゃんに
「玄関行って見ておいで」
と言われ、何とも分からず玄関まで行くと、
白いモノを着た人が、
手にうちわみたいのを持って、
棒でボンボン叩きながら、
お経をあげていたそうです。

その人が1人・2人でなく、何人もの人が玄関を取り囲んで、
低くボンボンボンボンと音をならすその光景は、
子どもにとっては決して気持ちのいいものではなく・・・
はっきり言って怖かったのだそうです。


その話を迎えに行った私にはなすおにいちゃん。
「こじきがきたかと思った・・・。」
とポツリ。
「こじき・・・って(笑)」
「何か叩いて、うちにご飯頂戴ってくるって言うてたやん!!」
とおにいちゃん。
そういえば、おばあちゃんそんな話ししてたなぁと思いながら、
「こわかったん?」と聞いたら、
「お祭りのオニほどとちごたけど・・・」
怖かったらしいです(笑)


そういえば、私が子どもの頃も、寒行がくるあの音とあの光景は、
かなり大きくなるまで怖かったのを覚えています。
私の妹も小さい頃お風呂に入っていて、
寒行のあの音を聞いてビックリして
「おかあちゃん!!なんか変な音する!!!」と
お風呂から飛び出してきたことがありました(笑)


大寒の頃の寒行。
上野の恐らく旧町あたりだけだと思いますが、
子どもには少し怖い行事であります。

でもまだまだおにいちゃん。
エラソーに言ってても
子どもだねぇ〜♪(^^)
by pen-p | 2009-01-25 08:37 | 季節・こよみ | Comments(0)