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「つ」 考

ひとつ ふたつ みっつ よっつ いつつ むっつ ななつ やっつ ここのつ とう

どうして、「とう」だけ「つ」がついていないのでしょう。
主人になぞなぞを出され、悩んだ揚げ句分からずギブアップ。
悔しい思いをしたのがほんの1年ほど前。

先日、「にほんごであそぼ」の小噺で話しているのを聞きました。
「いつつ」が 「とう」の分の「つ」を取ってしまったからだそうです。

そこで、好奇心がムクムクわいてきました。「きっと何か他にあるぞ。」
で、思いついたが吉日。調べてみました。

1 「つ」というのは数詞にかかる語で、「ずつ」という意があるそうです。
でもこれじゃあ、「とう」にも「つ」が付いてもよさそうです。

2 江戸時代、時刻というものは、一昼夜を十二に分け真夜を九ツとし、それから二時間ごとに八ツ・七ツ・六ツ・五ツ・四ツとなり、真昼を九ツとし、同じように数えて真夜の九ツに戻ったのだそうです。 (例)明け六ツ

3 また、一刻を四分して、一ツ・二ツ・三ツ・四ツと使っていたこともあったそうです。 (例)丑三ツ時

4 更に、格助詞の「つ」は上代語では、所属の意を表し、体言に接続し、その体言は、時・方角・場所などを表現する語が多かったそうです。

(参考 『日本史事典』角川書店・『古語辞典』旺文社・『新選国語辞書』小学館)

以上の点から、もともと、この「ひとつ・ふたつ・・・」は時刻の「一ツ・二ツ・・・」からきていて、だからここのつまでしかないのかなぁ。と思ったりしています。
まだ、もう少しつめてみようと思ってはいますが・・・。

とりあえず、メモまで。
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by pen-p | 2005-04-30 00:14 | にほんご | Comments(0)