カテゴリ:方言・伊賀弁( 38 )

 夕べお茶碗を片付けていたら、NHK総合さんでアナウンサーの人が方言を紹介していました。そこで、山口県の人が、するめがかたくてかみ切れない時は、

「するめがしわい」と言うと説明されていました。

(「しわい」って、しわしわになるほど乾燥していて、かたくなっているって意味なのかしら?)

伊賀ではね、するめのかみ切れないかたさは、「しなごい」と言います。
一筋縄でいかない人も「しなごい人」と使ったりもします。
お煎餅がかたいとか、氷がかたいとかそんな時にはこの「しなごい」は使いません。
シニャシニャしてるかたさっていうのかしら?言葉で説明するのはなかなか難しいですが、ようするにするめのかたさなんです。


みなさんの「するめがかたい」は何て言うのかしら?
もしよかったら教えて下さいね。
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by pen-p | 2006-04-20 08:03 | 方言・伊賀弁 | Comments(5)

はしかい

 先日主人に教えてもらったことなのですが、「はしかい」という言葉、伊賀弁だとばかり思っていたら、実は中世・近世語であると三省堂の『大辞林』に載っているそうです。

「はしかい」 形容詞 ちくちくと痛がゆい。こそばい。
       芒(はしか)の形容詞化。中世、近世語。

因みに「芒(はしか)」は、
暦にある芒種(ぼうしゅ)の芒で、稲、麦などの花の外殻にある針のような毛。だそうです。
「はしかい」というと、髪を切ったとき、短い毛が服の中に入ってチクチク痛がゆい感じです。

もう一つ、「はしかい子」という言葉があります。
これは、機敏な子どもや、大人みたいなことを言う子どもをさします。
漢字で書くと「捷い」だそうです。
これも方言ではなく、近世語として載っています。
「すばしっこい」はこの「はしかい」からきているそうです。

これら2つの言葉は、昔(中・近世)の言葉が地方へ移行して、中央で廃れてしまった後も、地方で残り、現在方言として残っている良い例なのかもしれません。ね。

 日本の歴史をかいま見られる方言は、なかなか奥深いものです。
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by pen-p | 2005-12-11 18:22 | 方言・伊賀弁 | Comments(0)

むこっち

 「おかあちゃん むこっちにあったよ。」
何気なく聞いたお兄ちゃんの一言。
「むこっち」っていえば・・・。

 確か以前、友達が大阪で「むこっち」という言葉を使うと、
「むこう か こっちか はっきりして!!」と言われたという話を思い出しました。

 この間の「さぶい」に引き続き、向こうの方をさす言葉「むこっち」、ごく当たり前のように使っているおにいちゃんは、れっきとした伊賀のお子様です。
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by pen-p | 2005-12-03 08:11 | 方言・伊賀弁 | Comments(2)

お茶

 昔から良く日本茶を飲む方です。基本は番茶。といっても焙じ番茶と呼ばれている物です。あとは、緑茶と呼ばれている物。発酵具合は違いますが、紅茶も、とても良く飲みます。
 最近では、ペットボトルのお茶(日本茶)が沢山出ているので、外出中でも場所をいわずお茶を飲むことができますね。あのペットボトルのお茶を見ていて気付いたのですが、殆どが「緑茶」と書かれているんですね。でも、同じ緑茶を私は、普段緑茶ということがありません。
 番茶の対は上茶なんです。ものごころついてから、緑茶という言葉をつかった覚えがほとんどないんです。実家の父母も、嫁ぎ先の舅姑ももちろん旦那様も「緑茶」って使わないんです。
 
 先日、名古屋の方から見えた方に、「このお茶なんていいます?」と尋ねると、当然のように「緑茶」と仰っていました。

 「上茶」という言葉、やはりこの地方の方言なんでしょうかね?
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by pen-p | 2005-11-29 08:15 | 方言・伊賀弁 | Comments(2)

さぶい

 昨日お兄ちゃんがしていた国語のプリントをみると、彼の字で、「さぶい」と書かれておりました。
本当の答えは、「さむい」。
ところが、彼が普段使っている伊賀弁は「さぶい」なのです。

 伊賀の冬の寒さは、盆地のため、足元から寒さがしみいるような感じなので、「さっぶーい」という言葉は、方言としては的を射ているのですが、書き言葉では、やはり×(バツ)でしょうね。

 これを見つけた瞬間、「彼はまさしく伊賀の子だ」と笑ってしまったのでした。
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by pen-p | 2005-09-30 07:58 | 方言・伊賀弁 | Comments(0)

伊賀弁あれこれ 1

  大阪弁でいう「去ぬ(いぬ)」
 この言葉、この辺(伊賀)でも使います。
「いんでからするわ」(帰ってからするわ)といった使い方をします。
あと、ボールペンなど書けなくなったら、「このボールペンいんでるわ」といった使い方をする人もいた気がします。

 又、「よう・・・せん」も使いますよ。
 主人が高校生の時、呼応の副詞「え・・・ず」を訳するという問題がテストにでて、「よう・・・せん」と答えを書いたら、担当の先生に、「それは、方言や!!」と言われ、減点されたそうです。でも、意味としては十分正解だと思うんですが、やっぱり、古文の訳に方言はバツなのかしらねぇ。
ともかく、「よう・・・せん」は「出来ない(不可能)の意」で使っています。

 伊賀弁というのは、アクセントやことばは大阪弁や京都弁・奈良弁などが色々混ざっている言葉なのかも知れません。親戚なんかも、関西にいる人が多いので、自然とそうなっていったのかもしれませんね。
 ちなみに私の母は奈良の田舎の出身。伯母は京都へ嫁ぎ、奈良で勤めていた妹は大阪に嫁いでいきました。父は毎日大阪まで退職の日まで通勤していました。なのに何故か私だけが、進学・就職・結婚を経てもなお、伊賀から一度も出ることなく現在にいたっています。
まさに 「井の中の蛙大海を知らず」ってやつですわ。(笑)
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by pen-p | 2005-06-18 07:34 | 方言・伊賀弁 | Comments(8)

つくえをはこぶ

 学生の頃、津市在住の友達に、
「その机ちょっとつって。」と
言ったら、
「つるって、釣り竿か何かで?」と
ごくごく真面目な顔で返答してきた。

 その話を、当時奈良市内で勤めていた妹にすると、
「仕事場のおばちゃんが、ちょっと机かいて、って言われて何のことかわからへんかった。」
というので、
「それで、どうしたん?」
と尋ねると、
「わからへんで、机をカリカリ手でかいてん。」とのこと。
ネコじゃあるまいしと思いつつ、話を聞いていました。

 この「机をつる」(伊賀)・「机をかく」(奈良)はどちらも、意味は同じで、「机を持ち上げて運ぶこと」を言います。

よそでは、まだ他の「机をはこぶ」があるのかもしれませんね。
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by pen-p | 2005-06-09 07:31 | 方言・伊賀弁 | Comments(3)

てんて と たんたん

「はよ、てんてで てて ふき。」
と子どもに言ったら、親戚の人が
「てんて って何」と聞いてきた。

「じゃあ たんたんは 知ってる?」
と尋ねると、「たんたん」も知らないとのこと。

さて問題です。
「てんて」「たんたん」とは何のことでしょうか?

(例)
「てんてで てて ふき。」
「たんたん ちゃんと はいとかな。」
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by pen-p | 2005-05-29 15:56 | 方言・伊賀弁 | Comments(1)