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風のむくまま      気の向くまま      そこはかとなく     書きつづりませう

カテゴリ:方言・伊賀弁( 38 )

さくい

先日お客さんが話しているのを聞いていて、
私のアンテナにひっかかった言葉がありました。
それは、「さくい」。

「○○の木はサクイさけ、かなんわぁ。」と話されてたんです。

この場合、「さくい」とは、折れやすいという意味で使われています。

これは、伊賀弁かな?と思い、古語辞典を引っぱり出してきて、調べてみるとありました。

【さくい】 1. 気さくだ。淡泊だ。
      2. もろい。こわれやすい。  (『古語辞典』旺文社)

皆さんのまわりで、「さくい」って言葉、残っていますか?
それとも、古語が地方で残って、伊賀の方言になっているのかしら?
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by pen-p | 2007-06-04 23:32 | 方言・伊賀弁 | Comments(3)

サラ

新しいものをいう言葉に、「サラ」とか「おサラ」という言葉をよく使います。
この言葉、私ずっと方言だと思っていたのですが、皆さんは使いますか?

実は、古語辞典に「サラ」という言葉が載っています。

さら【新】(名)(熟語として用いて)新しいこと。新しい物。
                    (旺文社 古語辞典より)

とあります。「さら所帯」とか「さら湯」といった使い方をするそうです。

今私が使っている「サラ」はおそらくこの「さら」だと思うのですが、熟語となっていなくても使っています。
例えば、
「この靴、サラやから、明日の朝おろしな。」といった使い方をします。
「サラ」だけで「新しい物」という名詞として使っているようです。

「サラピン」というのも使っていましたが、この「ピン」の意味は分かりません。
新しくピンと張った状態なのでしょうか?ね?

そうそう「ピン」といえば、本筋の「サラ」の話しからはなれるのですが、
よく「ピン芸人」とかいって、1人で活躍する芸人さんをいいます。
ところでこの「ピン」って、元々はポルトガル語からきているそうです。
「かるた、また、ばくちの采の目で、1の数のこと。」(旺文社 古語辞典より)
とあります。


「サラ」=新 や「ピン」の由来、まだまだ知らないことが沢山あってなかなかおもしろいですね。
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by pen-p | 2007-05-17 23:38 | 方言・伊賀弁 | Comments(3)

昨日の前の日

おにいちゃんが、
「明日の次の日は あさって やろ その次の日は しあさって やろ。」
と聞くので、
「そうやで。」と答えると
「ほんなら、昨日の前の日は おととい やんかなぁ。」と言います。
「えっ?」と聞き返すと
「おととい やろ。」とおにいちゃん。
「昨日の前の日は おとつい やで。」と言うと、
「そやけど おととい って言うやんかぁ。」と言うのです。
「おにいちゃんは おととい って言うかもしれへんけど、
 言葉としては、 おとつい が元々の言葉やで。」と説明しました。

私は、「おととい」ってどちらかといえば、東の言葉のような気がします。
「おとといきやがれ!」のイメージが強いからかしら?


皆さんは「おととい派」?「おとつい派」?どちらですか?
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by pen-p | 2007-04-10 00:31 | 方言・伊賀弁 | Comments(3)

みじゃく

にゃん吉さんに

「焼き鯛を甘辛く炊いてみじゃいてまぜごはんにする」
という表現がよくわからず、気になったので
「みじゃく」という言葉を調べてみました。
「押し潰す」という意味でよろしいでしょうか。

とご質問を頂きました。

この「みじゃく」という言葉、使い方としては、
魚の身を骨からはずして身をほぐす時や、
鶏のささみを細くさいたりする時によく使います。

「身」+「さく」
もしくは
「砕く」のことを「くじゃく」といったりするので、
「身」+「くじゃく」→「身じゃく」
かなぁと思ってはいるのですが、詳しい成り立ちは私もしりません。(ゴメンなさい)

ですから、
「焼き鯛を甘辛く炊いてみじゃいてまぜごはんにする」
というのは、
「焼き鯛を一度甘辛く煮て、細かくその身をほぐして、ごはんに入れて、まぜごはんにする」という意味になります。

方言というのは、本当におもしろいものですね。
使っている本人は、方言だ!と思って使ってはいなくても、その土地の人でない人からすると、何を言っているかサッパリ分からないなんてこともよくある話しなんですからね。
また、その方言のその言葉でないとニュアンスが通じなかったりするものもあったり・・・、
本当に方言というのはおもしろいものです。

ちなみに、昨日おばあちゃんが話していた方言で、はじめて聞いた言葉ありました。
その言葉は「ふくつん」
裕福な人がツンとしている様子を言うのだそうですが、
初めは何のことだかサッパリ分かりませんでした。
同じ家に住んでいても通じないコトもあるようです。(笑)
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by pen-p | 2007-01-19 08:09 | 方言・伊賀弁 | Comments(2)

ほっこり

ラジオから
「肉まんを公園なんかでほっこりと食べたいですね。」という言葉が耳に飛び込んできました。
「・・・ほっこりって」
どうも私が思っている「ほっこり」とラジオから流れてきた「ほっこり」とは別の意味で使われているようでした。

私が「ほっこり」でよく耳にするのは、
病み上がりの人が、体の様子を聞かれた時、
「ほっこりせえへんねんか」
【十分良くならない、完全に良くなってない】
という使い方。

ラジオの「ほっこり」は
【ゆっくりとか和む様子】を表しているようでした。

調べてみると、京都の方では、【しんどい】という意味で使われているようです。

皆さんは「ほっこり」、どんな使い方をしていますか?
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by pen-p | 2006-12-07 00:27 | 方言・伊賀弁 | Comments(4)

じゃれる って

ある日のこと、
子どもたちが狭い所で小犬のようにじゃれていました。
あまりにコロコロとじゃれているので、
「そんな狭い所でほたえてたら、怪我するでぇ」と注意した私。
言ってからふと気づきました。
「ほたえる」って伊賀弁?

そういえば、よく似た意味で「そばえる」というのもあります。
これらの言葉を国語辞書で調べみましたが、案の定ありません。
そこで、またまた登場の愛用旺文社の古語辞書!
なんとこれには載ってたんですねぇ。

ほたえる・・・ほたえる(近世語)
         1)あまえる・つけあがる 2)ふざける
そばえる・・・そばふ(戯ふ)
         ふざける・ざれる・じゃれる

なのだそうです。
ほたえるは2)の意味で使っていますし、そばえるの方は、
今使っている意味と殆ど変わりません。
やっぱり古語は方言の中で今も息づいているようですね。
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by pen-p | 2006-10-10 20:35 | 方言・伊賀弁 | Comments(3)

炎天下

先日、お盆前にお兄ちゃんのキックベースの試合を応援してきました。
それはそれは暑い日で、あまりの炎天下で応援しているほうも熱射病になるかと思うくらいの暑さでした。
そんな暑さの中、元気いっぱい走り回る姿は、見ているこちらも元気にしてもらいました。

試合の帰り、
「今日は炎天こぼしで暑かったから、はよ寝よな。」
と言うと、
「『えんてんこぼし』ってなに?」と尋ねるお兄ちゃん。
「『えんてんこぼし』って言わへん?」と尋ね返すと。
「言わへん!!」とのこと。

母や夫や義母に聞くと、「言うにきまってる」そうなのですが・・・。
炎天下の中、外にいることを『えんてんこぼし』って皆さん言いませんか?
『えんてんこぼし』
やっぱりこれも伊賀弁なのかしら?
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by pen-p | 2006-08-18 00:29 | 方言・伊賀弁 | Comments(2)

でんでんむし

夜寝る前に、1冊づつ好きな絵本を読んでやっています。
先日も、いつものように読んでいると、かたつむりが描かれたページがありました。
そこで私が、
「ほら、でんでんむし。」というと、
「えーっ!これはかたつむりやでぇ。」と弟くんがいうのです。
そこで、同じ絵を見せて、お兄ちゃんにも
「ほら、でんでんむし。」というと
「おかあちゃん、これはかたつむりやんか。ここにかたつむりって書いてあるやろ。」と言うのです。
「かたつむりのこと、でんでんむしって言わへんの?」と尋ねると
即答
「言わへん!!」
だそうです。

方言が失われるというのではなく、標準語がおそらく広がっているんでしょうね。
その地方の訛り・アクセントは、あまり今でも変わっていないのでしょうけれど、
その地方独特の、単語や表現が使われなくなっているということなのでしょう。
この「かたつむり」というのは、地方地方で独特の言い方が多くあるというので有名だという話を聞いたことがあります。

子ども達が大人になるころには、「かたつむり」は「でんでんむし」や「まいまい」「ででむし」などではなくなっているかもしれませんね。
ちょっと寂しい気がします。


ちなみにうちのお子様たちには、大人げなく「これは、でんでんむしとも言うんやでぇ。」と言い張ったおかあちゃんでした。(笑)
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by pen-p | 2006-07-05 02:21 | 方言・伊賀弁 | Comments(2)

やんばいのぉ

実家の母の出所は、奈良県の山添村というところです。
私が小さい頃、よく遊びに行ったのですが、この辺りは、奈良県とはいうものの、一種独特の言語形態をしておりました。

ある日、山添に遊びに行っている時のこと、親戚のおばちゃんと近所の人が、
「やんばいのぉ。」「ああ、ほんまに。」という会話をしていたのを聞いて、
後から母に聞きました。「おかあちゃん。やんばいのぉって何ていう意味?」
すると「やんばいのぉっていうのは、お天気がいいですね。って意味やで。」と教えてくれました。
(えっ!お天気がいいのに「やばい」って何かおかしいなぁ)と子ども心に思ったのでした。
ちなみに、お天気が悪いときは「うっとしのぉ」だそうです。


今となって考えてみるとこの「やんばい」という言葉は、もしかすると、
「ええあんばいやのぉ(よいお天気ですね)」が
「あんばいやのぉ」となり
「やんばいのぉ」となまっていったのかもしれないなぁと思ったりしています。

方言というのは、やっぱり奥が深いものですね。

追伸:もしかすると、都市部では、「あんばい」自体が既に使われていない気も
   するのですが、如何なものでしょうね。
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by pen-p | 2006-06-30 22:56 | 方言・伊賀弁 | Comments(3)

ささって

いきなりですが、三重弁という言葉を耳にすることがありますが、これは絶対おかしいと思っています。
特に志摩地方の方言は、同じ三重県人であっても分からないものがあります。

主人がまだ学生だった頃のこと、
友人に
「ささってどう?」と聞かれたそうです。
「ささってって何?」と尋ね返すと、
3日後の出掛ける約束が行けるかどうかを尋ねたのだとか。
つまり
「明々後日どう?」と尋ねたというのです。

私などは、
今日からみて次の日は 「あした」
      2日後は 「あさって」
      3日後は 「しあさって」  なのですが、
志摩地方では、
今日からみて次の日は 「あした」
      2日後は 「あさって」
      3日後は 「ささって」
      4日後が 「しあさって」  となるのだそうです。

3なので「さ」の方があっているという方もいらっしゃるのですが、
いきなり「ささって」と言われてもやっぱり「何のこと?」と思ってしまいます。

この「ささって」という言葉、志摩だけの言葉なのかしら?
それとも他でも使われているのかしら?
同じ三重県とはいうものの、南北に長い分なかなか奥が深いです。
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by pen-p | 2006-05-20 01:09 | 方言・伊賀弁 | Comments(0)

風のむくまま      気の向くまま      そこはかとなく     書きつづりませう


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