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風のむくまま      気の向くまま      そこはかとなく     書きつづりませう

by pen-p

こころがイタイと感じるときって

ことのはじまりは、おとうとくんが見つけた1匹の金魚。
水槽から飛び出し瀕死状態でした。
「ダイジョウブおかあちゃんが、ちゃんと水槽にもどしておくからいってらっしゃい。」と学校へ見送りました。

(??)どうして金魚が飛び出ているんだろう?と思った私は、
金魚の水槽やおけがならんでいるところまで行きました。
そこで目にした光景は・・・。
言葉にはできない悲惨なものでした。

大急ぎでおとうちゃんを呼び、
震災級の大惨事に絶句してしまいました。

命ある以上いつかは果てる時はくるというものの、
大切に育てている、おおきくなったね、きれいになったねと喜んでいた次の朝、
なんの前触れもなく壮絶な死を迎えた姿を目にすることは、
哀しいとか悔しいとかいうのでなく、
ただこころがイタイと感じました。

しかも、私にとっては、かめきちが同時に忽然と姿を消してしまったのは、
かなりのショックでした。

最初は、人間の悪さとも思ったのですが、
金魚たちは頭をかみきられていました。
猫の仕業かと思ってみても、
猫の力では、かめきちを水槽からだすことはできません。
しかも、かめきちのえさのふたまで回してはずしてあります。

おとうちゃんが言うには、アライグマではないか?といっていました。

アライグマ・・・って。
おそらくどこかのだれかがペットで飼っていて、
大きくなったので飼いきれなくなり、かといって保健所につれていくのも自分の良心の呵責が大きいので、野へ離したのでしょう。
しかし、飼う以上、最後まで責任を持ってもらいたい。
外来種が心ない人達の為に、在来種をおびやかしている昨今、
まさかこんな形でうちにまでやってくることになるなんて、
ゆめゆめ思っていませんでした。


今更いったところで、金魚は生き返りはしないし、
かめきちもうちに戻ってはきません。
ただ、唯一のこころの救いは、かめきちが逃げおおせたようだということ。
どうか、もともとは、野にいたくさがめかめきちくん。
野に戻っても、元気にたくましく生きて下さい。


ガランと開いた水槽をみると、やっぱりこころがイタイです。
by pen-p | 2008-06-07 00:15 | うちのいきもの | Comments(0)