ことの始まりは、鉄腕DASHという番組でした。
先々週放送分の、ソーラーカーで日本の海岸を一筆書きでまわるというコーナーのひとこま。
志摩地方に入った彼らが目にしたのは、玄関先に貼られている手形。
「おすもうさんのかなぁ?」みたいな意味のことを言っているのです。
かなりビックリしました。
玄関先に貼られていたのは、八十八才のお祝い、米寿のお祝いの手形だったからです。
そんな風習ないのかしらねぇ。
八十八のますかけきったって言ってお祝いするのにねぇ・・・。
と言ってハタリと気付きました。
「八十八のますかけ」の「ますかけ」って何?って。
最初手相の「ますかけ」かなぁ?とも思ったのですが、どうやら違うよう。
そこで、親戚のおじさまに尋ねてみました。
すると・・・
この「ますかけ」は升をならす棒つまり「升かき棒」のことらしいのです。
米寿の米にちなんだものらしいのです。
そういえば、祖母も曾祖母も米寿の祝いをしましたが、
何やら竹の棒に手形をおした紙をまきつけて、手形をもらいました。
その棒が「升かき棒」=「ますかけ」だったんですねぇ。
因みにこの「升かき棒」は、升の幅にそろえて切られたものだそうです。
何気なく使っている言葉でも、思いも寄らない意味や背景があるんですね。
だからにほんごは楽しいんですよ。ね。