風のむくまま      気の向くまま      そこはかとなく     書きつづりませう

by pen-p

ちゃちゃむちゃく

「擬音語・擬態語のような言葉」であげた
「ちゃちゃみちゃく」調べてみるとおもしろいことが分かりました。

古語辞典に
「ちゃちゃむちゃく」という言葉があります。


ちゃちゃむちゃく
《近世語》めちゃくちゃなさま。さんざんなさま。=ちゃちゃほうちゃとあります。

で「ちゃちゃほうちゃ」を調べてみると

ちゃちゃほうちゃ
《近世語》「ささほうさ」とも
     1.無分別なこと。秩序のないこと。
     2.だいなし。さんざん。
とあります。
(どちらも旺文社『古語辞典』)
おそらく、伊賀で話されている「ちゃちゃみちゃく」はこの「ちゃちゃむちゃく」が残っているのでしょう。
「ささほうさ」という言葉は意外に方言として残っているようです。
長野・茨城・静岡・そして長崎の天草地方にも「ささほうさ」「ささらほうさ」という言葉が残っているようです。よ。


ところで、これは、あくまで私の仮説ですが・・・。
現在、ごくあたりまえに使っている「むちゃくちゃ」という言葉、
近世語の「ちゃちゃむちゃく」(茶々無茶苦)から作られたもしくは派生した言葉なのではないかと考えています。

標準語となった「無茶苦茶」という言葉は、時代を超えて、日本各地で使われています。しかし、もともとあった「茶々無茶苦」や「茶々ほうちゃ」や「ささほうさ」は方言としてのみごく一部の地域で生き延びているんですね。

おもしろいものです。


やっぱり伊賀弁はじめ方言は古語の宝庫なんですね(^^)
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by pen-p | 2007-06-19 00:16 | 方言・伊賀弁 | Comments(0)