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風のむくまま      気の向くまま      そこはかとなく     書きつづりませう

by pen-p

陸上競技大会

「おかあちゃん!僕これ出るわ!」と1ヶ月ほど前お兄ちゃんが学校から帰るなり、手紙を見せてくれました。
それは、6月3日に行われる伊賀市の陸上競技大会の申込書でした。
なにやらやるきパンパンでしたので、
「走ってみたいのなら、やってみぃさぁ。」と申し込みました。

競技大会前日、
「お母ちゃん、2年生は県大会がないから優勝しても県大会には出られへんねんて。」
「もし勝ったら、おめでとうしてくれる?」
とまるで優勝したかのように心配をあれこれしているので、なんだか可愛らしく思いました。

そして当日、
案の定スタートで出遅れ、しかもフォームがまだまだのお兄ちゃんは、あと少しのところで決勝に出られませんでした。

ガッカリしてるだろうなぁと思っていると、
走り終わってすぐ私の所へやって来て、
「お母ちゃん、また来年も出るわ!」と言いました。
きっともの凄く悔しかったのでしょう。
負ければ悔しいということを勉強したのでしょう。
負けることも勉強だと思いました。

悔しい思いをして、それから逃げ出してしまうのでなく、次また頑張ろうと思ってくれたことを嬉しく思いました。
これから色々悔しい思いや辛い思いをすることもあるでしょうけれど、その度「なにくそ!」と頑張って前に向かって行ける人であって欲しいと思います。

来年の陸上競技大会が今から色んな意味で楽しみです。
by pen-p | 2006-06-04 23:10 | こども | Comments(0)