狼と香辛料Ⅹ 凪の大地について

先日読み終わった『狼と香辛料』、
実は、読んでる最中に、何だかとってもつっかえて、
もどって読み返した場所がありました。

それが
10巻目の72頁。

ロレンスがアロヒトストックという所に行ったことがあるという話を
コルやホロにしていた時のこと。
その話の中にでてきた、「凪の大地」という言葉にとても違和感を感じて、
読むのがつっかえてしまいました。


「空の果てに向けて飛び立った竜が起こした風で、草も木もなにもかもが
 根こそぎになったといわれる大地だ。」
「凪の大地」の説明でした。

でもね、
そもそも「凪」という字は、
「風が止む」ことを表す国字です。

つまり本文中で使われている「凪」という字は、
風が止む」のでなく、
風によってなにもかもが根こそぎになったという、
まったく正反対の意味で使われていることになるんです。


私のように年の経た大人であれば・・・

作者は、
「凪」を知ってて反対の意味で使ったのか、、
「なぎ」の音が気に入って使ったのか、
「凩」との誤植なんだろうか?とか

いろいろ思いをめぐらすことができます。

でも、
作品部類としてはライトノベル。

読者には「凪」の本来の意味をまだ知らない
小中学生もたくさんいると思うんですよね。

初めてであった「凪」がこの一説であって、
「凪」=「草木が根こそぎなくなるような風がふくこと」と
理解する子どもたちがいてもおかしくないと思うんです。

真反対の意味で子ども達が字を覚える恐れがあるということは、
結構問題なんじゃないかなぁ~。

という思いがフツフツと沸いてきて、
我慢できずに、
出版社にメールをしてしまいました(笑)


『精霊の守人』シリーズでも
読んでいる最中に誤植をみつけました。
ただ、その時は、
今回のように全く正反対の意味でなかったので、
そのままスルーしたのですが、
今回は余りにちょっとなぁ・・・。


で、

メールを送るには送ったのですが、
返事がなくてもいいわ。
と思っていたので、
出版社からお返事を頂いたのにはビックリしました。

出版からかなり時間が経っているので、
今更変更は出来ないかなぁとは思いますが、
とりあえず出版社に連絡したことで、
私の中のモヤモヤは解消されました。


モノを書くというお仕事、
特に言葉を習得中の子どもたちの目に触れる可能性のある
モノを書かれている方は、
大人のそれより注意して欲しいなぁと
思ったおかあちゃんでした。(笑)



単なるクレーマーみたいだけどね(笑)


[PR]
by pen-p | 2017-07-31 15:00 | にほんご | Comments(0)