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風のむくまま      気の向くまま      そこはかとなく     書きつづりませう

by pen-p

自転車

 自転車に乗るというのは不思議なもので、補助輪なしで乗れるようになるまでは、「どうして、あんな風に乗れるの?」と思い、練習を繰り返し、乗れるようになってしまうと、「どうして、乗れなかったのか?」と思います。
 
 この夏、初めての夏休みを迎えたお兄ちゃん。恥ずかしながら、小1になってなお、自転車が乗れませんでした。「夏休みの間に何とか乗れるようにしてやろう!!」と、朝1時間早く起きて練習をしました。

 最初は、まったくバランスもとれず、ハンドルもしっかり握れず、私が持っていても、変な方向に曲がって行きます。本人のやる気も全くなく、こんな風で本当に乗れるようになるのかとても心配でした。しかも、「石橋をたたいて割っても渡らず見ている」というくらい恐がりの性格もあって、なかなか上手く行きませんでした。
 それでも弟くんが途中から参加するようになり、自転車の練習も、朝早く起きるのも、少し慣れてきたころから、バランスが少しずつとれるようになってきました。私がうしろを持ってやると、どうしてもそれに頼ってしまい、自分でバランスをとろうとしないので、この1週間ほど、自分でバランスを取る練習をしていました。
 そして、昨日、ペダルはまだこげないものの、カラカラと短い距離でしたが一人でバランスをとって進めたのです!

 そして今日。「日曜日でお休みするわ」といって寝たので、朝起こさないでいると、自分から、「おかあちゃん。自転車練習いこ!」というのです。
 練習をはじめて少しの間は、足を突きつつ進んでいました。「大分バランスとれるようになってきたなぁ」と思った瞬間。ペダルに足を乗せキコキコこぎはじめたのです!!「ヤッター!乗れた!」と子どもより先に私が万歳をして叫んでいました。

 自分が子どもの頃、自転車の練習を家の前の道で夕方、父にしてもらったこと。後を持ってもらい、持ってくれていると思っていたら、手を離されていて、乗れるようになったことを思い出しました。そして、こんな思いで父や母は私を見ていたのだなぁと思いました。

 初めての夏休み、初めて自転車に乗れた日曜日の朝のことを、彼は大人になっても覚えているかしら?彼が大人になって懐かしく思い出してくれるかしら?と思いつつ、ヨタヨタながら自転車に乗っているお兄ちゃんを見ていました。
by pen-p | 2005-08-07 08:29 | こども | Comments(3)
Commented by くっちゃん at 2005-08-08 22:48 x
よかったですねぇ、お兄ちゃん。自転車に乗れるようになって。
これで行動範囲が格段に広がるんでしょうね。

うちの娘も5月の連休中に私の実家に1週間ほど滞在している間に自転車に乗れるようになりました。我が家の周りは坂道だらけで危ない(ママチャリで時速50km出るんです・・・かなり怖いですよ)ので、平坦な道しかない実家の周りで練習しているうちに乗れるようになったようです。
子供が自転車に乗れるようになったということは、一つの成長でもありますし、純粋にとても嬉しいことですね。親にとっても、子供にとっても。
Commented by ぐみ at 2005-08-09 00:36 x
うちも家の裏は田園風景が広がっているのですが、表側はかなり車の量がある道沿いなので、子どもの自転車の練習には非常に不向きで、近所の空き地まで行って毎日練習していました。
でも、くっちゃんさんのママチャリ時速50kmってのは、かなりスゴイ坂道ですね。これまた、自転車練習には不向きというか絶対無理という道ですよね。
子どもが安心して乗れる道ばかりではないので、どんなところで、どんな気をつけなければならないのかも、少しずつ教えていかないといけないのでしょうね。それも勉強の1つというやつでしょうか。ね。
Commented by くっちゃん at 2005-08-09 21:58 x
うちの近所の坂道は、冗談抜きに怖いです。10年ほど前の話ですが、道を歩いていたおばあさんが、坂道を下ってきた女子高生の乗った自転車とぶつかって亡くなられたという事故も起きたぐらいです。
だから子供にはブレーキの使い方と、四つ角では必ず止まって左右を確認することをみっちり教え込んでます。難しいみたいですけどね。練習は坂道を上って(笑)近くの公園まで行ってました。