ぐみごよみ

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風のむくまま      気の向くまま      そこはかとなく     書きつづりませう

つくえをはこぶ

 学生の頃、津市在住の友達に、
「その机ちょっとつって。」と
言ったら、
「つるって、釣り竿か何かで?」と
ごくごく真面目な顔で返答してきた。

 その話を、当時奈良市内で勤めていた妹にすると、
「仕事場のおばちゃんが、ちょっと机かいて、って言われて何のことかわからへんかった。」
というので、
「それで、どうしたん?」
と尋ねると、
「わからへんで、机をカリカリ手でかいてん。」とのこと。
ネコじゃあるまいしと思いつつ、話を聞いていました。

 この「机をつる」(伊賀)・「机をかく」(奈良)はどちらも、意味は同じで、「机を持ち上げて運ぶこと」を言います。

よそでは、まだ他の「机をはこぶ」があるのかもしれませんね。
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Commented by くっちゃん at 2005-06-13 21:57 x
ぐみさん、こんにちは!やっと書き込みできました(^o^)

「机をかく」ですが、奈良県内で年金生活してるうちの母親が近くで勤めていた頃、「ちょっと机かいでくれる?」と言われたりした、と話しておりました。
ただ、私は使ったり聞いたりしたことがないので、昔からずっと奈良県在住の人が使う言葉なのかな?と思います。

ちなみに、大阪府堺市出身のうちの夫の父は、鍵をかけてあることを「鍵をかいでる」と言います。これは堺市近辺の言い回しのようです。
同じ「かいでる」なのに、使いみちが違うので、ちょっと驚き・・・です。
Commented by ぐみ at 2005-06-15 01:10 x
 いらっしゃいませ。
 くっちゃんさんのブログとぶいさんのブログに一度だけちょこっとアドレスをのせてみただけでしたのに、いらしてくれてとっても嬉しいです。また遊びに来て下さいね。

ところで、教えてもらった、「鍵をかいでる」。
私も「かぐ」というと、何の躊躇もなく「匂いを嗅ぐ」を思いだしますね。

「鍵をかいでる」を調べてみると、「かく(掛く・懸く)」には、「閉じる・閉ざす」の意があるようです(古語辞典 旺文社)ので、おそらくこの「かく」がなまって、旦那様のお父様のおっしゃる「かいでる」になったんじゃないかぁと思います。

古語が方言で残るというのはよくありますものね。
 
Commented by くっちゃん at 2005-06-15 22:46 x
なんと!古語辞典でお調べになったのですね(ちなみに旺文社の古語辞典、私も使ってます☆)

古語が方言で残る、と書かれたのを読んで、田辺聖子さんの「大阪弁おもしろ草子」という本にも同じような内容があったのを思い出しました。
この本に出ていた大阪弁が「去ぬ(いぬ)」。伊賀地方では使われていますか?
古語としては、百人一首にも「あはれ今年の秋もいぬめり」とあるように「去る」という意味ですが、私の周りでは「帰る」という感じの意味で使われています。
あと、大阪弁の「よう・・・せんわ」は、古語の「え・・・せぬ」からきているのでは、ということが書いてありましたねぇ。
by pen-p | 2005-06-09 07:31 | 方言・伊賀弁 | Comments(3)

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